2013年12月06日

下北沢X新聞(2457)〜政権よ、驕るなかれ!〜

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(一)
 私は天の邪鬼だ。誰もが行くところには行かない。選挙も同じだ。誰もが入れる政党には入れない。いつも思うのは権力は力を持つと必ず驕るという確信があるからだ。今回の「特定秘密保護法」の委員会で強硬採決は、その驕りが端的に現れている。数の力の暴走だ。ブルトーザー、暴走一強与党は民主主義を根底から粉砕し、恣意的にやりたい放題のことをことをし始めている。

 今朝の朝日新聞は、「政権内には、成立さえすれば、いずれ国民は忘れるだろう…との読みがある。」と記している。政治家は権謀術数にたけている。
「国民は愚かなんだよ。なんたってすぐに忘れちゃうばかだからな、通せばいいんだよ。」
 力を持った政権は、恐ろしいことに国民の声を聞かず、国民を騙し始めている。そしてまた、 このところ怖いと思うのは与党一党支配になって、国家は雪崩を打って右傾化していることだ。

 今朝の新聞は、「武器禁輸原則、撤廃へ」を伝えている。原発輸出も根は同じだ。儲かるためには何でもかんでも売る。我らの国家は死の商人になろうとしている。

 原発が立地する東海村の村長村上さんが「カネのために魂を売ってはならない」と言っていたことはよく知られている。危険なものを置く代わりに補助金をどんどん注ぎ込む。すると人はその金に溺れてしまう。魂までも忘れてしまう。それを強く諫めたものだ。

 原発の安全神話が崩壊した。しかし、このところ跋扈してきているのは「世界最高水準の原発」という言い方だ。これに基づいて原発も輸出されようとしている。

 福島の原発事故を契機に、地層や地形のことが改めて見直されている。太平洋プレートよってぐいぐい押されている列島は地震の巣窟で全体が地盤軟弱だ。原発を設置するには最も危ない地域である。減衰に十万年もかかるという高レベル放射性廃棄物を埋められるところはほとんどない。なのに口先三寸、「世界最高水準」と言い出す。第三者に添削されない作文が出回り始めた。新たな虚構が築かれ始めようとしている。

 「特定秘密保護法案」も同じだ。「官僚による、官僚のための、官僚の情報隠しの法案」だと民主党海江田氏の批判を新聞は載せている。秘密裏に情報隠しをされたのではたまったものではない。

 スピーディによって把握された放射能汚染は国民に知らされなかった。そのため汚染地区に避難した人が大勢いた。国家は情報を隠す。さらにまたこの法案によって情報はベールを被され国民の目の届かないところに隠されてしまう。


(二)
 この頃感じることは、社会のシステムが劣化してきていることだ。人間も劣化してきている。当座に追われて物の本質を考えるいとまがないということもある。

 一番は、想像力を欠いてきていることだ。あなたまかせである。武器輸出緩和にしても原則が「『我が国の安全保障に資する』との表現はあいまいで、特定秘密保護法案のように政権側に恣意的に運用されるおそれもある」と新聞は伝える。法ができればあとはどうでもいい野となれな山となれとだ。当座しか考えていない。

 議員たちに物事を見通す教養がないのだと思う。逮捕された徳田毅議員のように金で票を買って当然というやからもいる。一事が万事だ。その程度の浅はかな教養しかもたない連中が国政を担っている。恐ろしいことだ。

 猪瀬東京都知事にしても5000万円をもらって個人の借入金だと居直る。全く庶民感覚とかけ離れた話だ。もらおうとも借りようと、現生で五千万をもらったこと自体でもう、そのことでアウトである。申し開きは見苦しい。

 前に、世田谷代田二号踏切のことを調べたことがある。参議院の議事録を読んだ。社会党議員が権力を、会社側の非をどんどんと衝いていく。そのしたたかさに目を瞠ったものだ。

 「世田谷代田二号踏切」これが踏切安全の嚆矢となったことは知られていないことだ。
野党の議員のしたたかさは舌をまくほどだった。当時、悪を暴くのにみな社会党に頼った。

(三)
 私は、学校勤務時代のことを思い出す。
 PTAは年度年度で役員は入れ替わる。すると内規改正が持ち上がって検討に入る。数年前に決着がついている筈なのにまたそれを取り上げて改正する。

 「特定秘密保護法案」も似たようなものだ。2011年にも、国家秘密の管理体制強化を目指す「秘密保全法」が検討されたが、この時は法案の国会提出は見送られている。(ウィキ)ところが、今度は数の力に頼んでいる。

 自民党及び公明党の数を使った横暴は、留まるところを知らない。極力情報を透明にしてそれを見張っていく。民主主義ではもっとも大事な点だ、それが覆されようとしている。
 
 もともと「見ざる、聴かざる、言わざる」という風潮がこの日本の文化にあった。この法律が恣意的に使われると、国民は萎縮してさらに悪を摘発しにくくなる。その分、我らの自由は狭められる。

 参議院よ、良識の府に立ち返れと言いたい。が、これも詮無いことだ。

 言えば、おまかせ民主主義では国家は劣化する。市民が声を上げる、それと今後は一党支配をさせないようにすることだ。
(八幡山舌状台地にある東条英機旧邸跡)


rail777 at 20:00│Comments(0)││学術&芸術 | 都市文化

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