2014年10月30日
下北沢Ｘ物語(2674)〜会報第100号「北沢川文化遺産保存の会」〜
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「北沢川文化遺産保存の会」会報 第１００号 記念号
２０１４年１１月１日発行（毎月1回発行）
会長 長井 邦雄（信濃屋）
事務局:世田谷「邪宗門」（木曜定休） 155-0033世田谷区代田1-31-1 03-3410-7858
会報編集・発行人 きむらけん
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１、三好達治文学顕彰碑建立
北沢川文化遺産保存の会は、この十二月で創設十周年を迎える。当初より、北沢川緑道に沿岸に居住した文学者の文学碑をと提案してきた。それが実って、「坂口安吾文学碑」が代沢小に、「代田の丘の６１号鉄塔由来碑」（萩原朔太郎の唯一の居住痕跡を記すものとして世田谷区地域風景資産になった）が鶴ヶ丘橋に、そして今度は四つ目となる「三好達治文学顕彰碑」が鎌倉橋たもとに建つ。
三好達治は世田谷代田一丁目一番地に十六年間住んで亡くなった。昭和期を代表する第一級の詩人は、ここを終焉の地としていた、忘れられていたことだ。彼の生地や居住していた地には詩碑が建っている。が、当地には何もなかった。旧居跡や緑道にこれを建てられないかと当初からから考えていた。今年度、世田谷区絆事業の助成、それと東邦薬品株式会社の協賛を得て、これが実現することとなった。
会の創設十年目を迎えて彼の抒情詩人の詩碑が北沢川緑道鎌倉橋たもとに建つ。これには代田居住時代の暮らしぶりを描いた『閑窓一箋』を刻んだことだ。
諸国をさすらってきて当地に居住した。ちょうどそこは路地奥の緑が豊かなところで思いがけず多くの小鳥がここに飛来してきていた。当地で編まれた『駱駝の瘤にまたがって』、『百たびののち』にはこれらの鳥のことが描かれている。
小綬鶏、鵯(ひよどり)、鴉、燕、啄木、白鷺、野鳩、 小雨鶲 、小鶲などだ。代田小路には思いがけず多くの鳥が訪れていた。ここに隠棲する詩人は彼らの声に耳を傾けてその種類を見分けたり、また動静を探ったり、行方を案じたりしている。
調べて分かったことであるが、詩人が十六年間ここに住んで、詩を詠んでいる。評者によると彼は一つの詩境に到達していた。「流寓独居」である。当地に流れて着いて、寓居に一人住み、ここに飛来する鳥に話掛けては一杯の酒を飲んでいた。都外れに隠棲して独り心豊かに隠棲人のように暮らした。
詩人は「我は東西南北の客」、漂泊者だ。が、流離いに疲れて定着者となった。しかし想いは滅びない。彼は当地で飼い犬のミミーや飛来する鳥と語らい、心を遊ばせた。これまでの人生に貯め込んできた風景を反芻する。詩集『百たびののち』の末尾を飾るのは「花の香」という詩である。その一節がつぎだ。
私は思ふ 暖かい南をうけた遠い丘
そこに群がる水仙花 黒潮に突出た岬
かの群落を思ふのは
さうして旅支度を思ふのは
この年ごろこの季節の私の習ひ 白昼夢
今日はまた炉辺にそれをくりかえす
晩年彼が居たのは都市と田園との端境、他者に邪魔されず自由に思ったり書いたりできた場だ。世田谷代田のその寓居こそは想像の黄金郷である。
今回の詩碑の建立は意義のあるものだ。日本の抒情詩人三好達治と萩原朔太郎とが当地代田に住み、ここを終焉の地としている。昨年は、�垳�利一文学顕彰碑を建てた。今年はまた三好達治の文学碑が建立される。北沢川緑道に沿岸に住んだ文学者の碑を建立してきた。改めて見直すと鉄道が交差した下北沢一帯には、類まれなほど多くの文学者が住んでいた。私たちはこれを「下北沢文士町」と形容し、これまでにない文学の町として発信してきた。今回の詩碑を建てての発信も活動の一つである。北沢川緑道に文学碑を建て、ここを『北沢川文学の小路』にと訴えていた。十周年の節目に至って図らずも計画が実ることとなる。
２、三好達治文学顕彰碑除幕式
日時 ２０１４年１１月２９日（土） 午後３時より
場所 北沢川緑道 鎌倉橋たもと
文学碑除幕式を行う。この時に代沢小学童、花見堂小の学童が参加し、三好達治の詩の朗読を行い。子どもらの代表が除幕をしこれのお披露目をする。
なお、参加者には三好達治没後五十周年記念紀要第四号「代田小路の寓居文学論」を進呈するものとする。
（なお、会員の皆さんには当日の交通整理、受け付け、会場造りにご協力ください。当日ボランティアとして手伝って下さる方は２時半に安吾文学碑前に集合）
３、「北沢川文化遺産保存の会」紀要第三号刊行
保存の会の紀要は作っているうちに第三号までできてしまった。第一号は、「代田の丘の鉄塔文学論」、第二号は、「北沢の丘の石畳文学論」であった。地域密着形の論集である。一帯の土地の文化、土の臭いを最優先して載せている。恐らく誰もこういう観点では取り上げないだろうと思う。
第三号は、三好達治没後五十周年、三好達治文学顕彰碑の建立を記念してのものだ。このタイトルをどうしようかと考えていた。一番最初に考えたのは「代田小路微傾斜文学論」であった。北沢川右岸の緩斜面が彼の文学を生んだのだというのがミソである。
しかし、段々と後になって、このタイトルでは分かりにくいと思い始めた。我らの会はどこか虚を衝いた形での発信をする。少し面白い方がいいと考える。
落ち着いたのは「代田小路寓居文学論」である。ひっりとした寓居に住んで鳥や犬を戯れて詩作をなしていた。そんな印象である。
経験でいうと同人誌は二号か三号で潰れるものだ。紀要も、三号でお終いにしようと思っていた。来年文学碑を建てる予定はない。のんびりできるぞと思っていた。ところが先般、陸軍松本飛行場の設置に関わる新情報がもたらされた。ノンフィクション四作目を書いて売れればよいが、その見通しはない。が、歴史真実に関わることである。記録として残す必要があると思った。来年は戦後七十年となる。これまで長く戦争の取材も続けてきた。今のところの構想では紀要四号を戦後七十年特集とする積もりだ。
実績を認めていただいて、これを協賛するという会社が出てくれば嬉しいが。
４、
「北沢川文化遺産保存の会」十周年記念祝賀会
２００４年１２月１７日に会は発足した。以来十年間、代田、北沢、代沢の文化を記録してきた。文学碑を建てたり、地図を発行したり、冊子を出したり、また、歩く会を実施したり、会報を出したりもしてきた。大きな節目を迎えるところから記念の会を行う。しかし、いわゆる記念式典ではない。いつもの納涼会、忘年会と同じ、皆が参加して楽しむものである。それでも祝賀会だ、楽しい、面白いことをやりたい。
・日にち ２０１４年１２月６日（土）５時半より
・場所 北沢タウンホール１２階 スカイサロン 富士や丹沢がよく見える会場
プログラム
�ヽ�会 北沢川文化遺産保存の会 十年の歩み きむらけん
（テレビにこれまでの場面場面の写真を映写 山本裕さん、別宮通孝さん）
��音曲発表 会歌「ダイダラボッチ音頭」の披露
��淺間温泉望郷の歌の初披露（録音盤） 明石隼汰さん採譜（特攻隊の歌）
�そ鳳磧＿馗弘Щ◆Υデ� 遠来の客からの祝辞
�ソ充�年の想い、自己紹介、近況報告（参加者）
�Ε▲肇薀�ション
☆手品ショー 作道明さん、藤井さん
☆ラテンバンドのショータイム ロス・コンパ二エロス（Los Companeros)４名編成
リーダー・司会・ボーカル 澤西信夫 レキント・ギター 橋本吉彦
ボーカル 伊藤 リードボーカル 張替
�О貎涌貮併塞覆両匆�
�┸�濃の歌 ダイダラボッチ音頭斉唱、祝宴終わり
〇お約束は一つだけ、闇鍋だ。いつも通り、一人一品持参する。名産品、お菓子、お酒、手作りの料理、なんでもよい。できれば面白おかしく紹介してほしい。
注記：十年に一回のお祝いということで今回はスカイサロンとした。いつもは会費３０００円だが、費用も掛かることから今回は３５００円の会費とした。信濃屋特製の「北沢川文学の小路開通記念弁当」を発注する。その関係で１１月２９日までに出席される場合には連絡をください。なおこの会は誰でも参加可能である。
５、都市物語を旅する会
私たちは、毎月、歩く会を実施しています。個々の土地を実際に歩き、その土地の文化を発見して楽しみながらぶらぶら歩いています。参加自由です。 基本原則は、第三土曜日午後としています。第二週には、会員の希望によって特番を設けることがあります。
・都市物語を歩く 第100回記念ウオーク
第１００回記念 １１月１５日（土）
駒沢線一号から、「代田の丘の６１号鉄塔」までを歩き。その後、邪宗門でお茶をする。
「駒沢線を歩く」 �△�よび��は、着時刻がずれることあり、米澤邦頼さんに電話を。
�‐綉薀船礇譽鵐検＼�足池駅前改札 １２時集合 鉄塔ＮＯ１から歩く
��中級チャレンジ 都立大学駅前改札 １時３０分集合 集合ＮＯ２５から歩く
��初級チャレンジ 世田谷線西太子堂 ３時集合 これは二キロほど、軽い。
�ぅ�フェでお茶 世田谷代田邪宗門 ４時頃
代田の丘６１号鉄塔まで歩き、終わった後、邪宗門でお茶を飲む。
・第１０１回 １２月２０日（土）午後一時 代田橋駅
代田のダイダラボッチを歩く
代田橋駅→代田橋跡→ダイダラボッチ宇田川湯源流域→ダイダラボッチ跡→代田図書館ダイダラボッチ見学→代田連絡線跡の探訪→代田の丘の６１号鉄塔→三好達治文学碑見学
・１０２回 １月１７日（土）午後一時 東横線学芸大学駅
新春新コースを歩く（古道、水路、旧跡など） ナビゲーター きむらけん
学芸大学駅→碑文谷公園（立会川源流）→野沢荏原最大八連水車跡→清水丸弁財天→学大附属→特攻観音→駒沢野球場跡地（ＵＲ都市機構）→鶴ヶ久保公園→鎌倉通？→怪しい路地→上馬子育地蔵尊→鎌倉山橋→富士講碑→太子堂四号踏切→太子堂八幡神社→邪宗門
◎申し込み方法、参加希望、費用について 参加費は各回とも５００円
参加申し込みについて（必ず三日前まで連絡してください。資料部数と関連します）
電話の場合、 米澤邦頼 ０９０−３５０１−７２７８
メールの場合 きむらけん aoisigunal@hotmail.com FAX3718-6498
■ 編集後記
▲継続は恐怖だ。何となく会報を書いていたらいつの間にか百号になってしまった。数の積み重ねで過ごしてきた時間が実感される。考えれば、長い長い十年だった。その間、荏原を旅してきた。皆、自転車や徒歩だった。思えばひたすら文化を掘ってきた。
▲文化の日に「下北沢文士町文化地図」を配布する。１１月３日（月）、午前十時から午後三時までこの配布活動を行う。残りは千枚ほどだ。三好達治文学顕彰碑建立への一般市民への広報と寄付を呼びかけるものである。場所は春と同じ、代沢小「坂口安吾文学碑前」。手伝って下さる方は十時前に集合。なお、雨天の場合は中止とする。今のところ予報は雨だが……
▲「三好達治文学顕彰碑」建立に当たっての寄付を呼びかけている。「こぶし基金」としているが現在のところ１８５００円が集まっている。寄付額は幾らでも構いません。協力して戴けるとありがたい。米澤邦頼、きむら、あるいは邪宗門でも受け付けている。
▲東京大学附属中等教育学校、卒業生の親の会「銀杏の会」が下北沢文士町の見学をしたいとのこと。１１月２２日（土）午後に来訪、池の上から世田谷代田まで案内する。
◎当会への連絡、お問い合わせは、編集、発行者のきむらけんへ aoisigunal@hotmail.com
会報のメール配信もしている。「北沢川文化遺産保存の会」は、年会費千二百円、入会金なし。会員へは会報を郵送している。事務局の世田谷「邪宗門」で入会を受け付けている。
「北沢川文化遺産保存の会」会報 第１００号 記念号
２０１４年１１月１日発行（毎月1回発行）
会長 長井 邦雄（信濃屋）
事務局:世田谷「邪宗門」（木曜定休） 155-0033世田谷区代田1-31-1 03-3410-7858
会報編集・発行人 きむらけん
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１、三好達治文学顕彰碑建立
北沢川文化遺産保存の会は、この十二月で創設十周年を迎える。当初より、北沢川緑道に沿岸に居住した文学者の文学碑をと提案してきた。それが実って、「坂口安吾文学碑」が代沢小に、「代田の丘の６１号鉄塔由来碑」（萩原朔太郎の唯一の居住痕跡を記すものとして世田谷区地域風景資産になった）が鶴ヶ丘橋に、そして今度は四つ目となる「三好達治文学顕彰碑」が鎌倉橋たもとに建つ。
三好達治は世田谷代田一丁目一番地に十六年間住んで亡くなった。昭和期を代表する第一級の詩人は、ここを終焉の地としていた、忘れられていたことだ。彼の生地や居住していた地には詩碑が建っている。が、当地には何もなかった。旧居跡や緑道にこれを建てられないかと当初からから考えていた。今年度、世田谷区絆事業の助成、それと東邦薬品株式会社の協賛を得て、これが実現することとなった。
会の創設十年目を迎えて彼の抒情詩人の詩碑が北沢川緑道鎌倉橋たもとに建つ。これには代田居住時代の暮らしぶりを描いた『閑窓一箋』を刻んだことだ。
諸国をさすらってきて当地に居住した。ちょうどそこは路地奥の緑が豊かなところで思いがけず多くの小鳥がここに飛来してきていた。当地で編まれた『駱駝の瘤にまたがって』、『百たびののち』にはこれらの鳥のことが描かれている。
小綬鶏、鵯(ひよどり)、鴉、燕、啄木、白鷺、野鳩、 小雨鶲 、小鶲などだ。代田小路には思いがけず多くの鳥が訪れていた。ここに隠棲する詩人は彼らの声に耳を傾けてその種類を見分けたり、また動静を探ったり、行方を案じたりしている。
調べて分かったことであるが、詩人が十六年間ここに住んで、詩を詠んでいる。評者によると彼は一つの詩境に到達していた。「流寓独居」である。当地に流れて着いて、寓居に一人住み、ここに飛来する鳥に話掛けては一杯の酒を飲んでいた。都外れに隠棲して独り心豊かに隠棲人のように暮らした。
詩人は「我は東西南北の客」、漂泊者だ。が、流離いに疲れて定着者となった。しかし想いは滅びない。彼は当地で飼い犬のミミーや飛来する鳥と語らい、心を遊ばせた。これまでの人生に貯め込んできた風景を反芻する。詩集『百たびののち』の末尾を飾るのは「花の香」という詩である。その一節がつぎだ。
私は思ふ 暖かい南をうけた遠い丘
そこに群がる水仙花 黒潮に突出た岬
かの群落を思ふのは
さうして旅支度を思ふのは
この年ごろこの季節の私の習ひ 白昼夢
今日はまた炉辺にそれをくりかえす
晩年彼が居たのは都市と田園との端境、他者に邪魔されず自由に思ったり書いたりできた場だ。世田谷代田のその寓居こそは想像の黄金郷である。
今回の詩碑の建立は意義のあるものだ。日本の抒情詩人三好達治と萩原朔太郎とが当地代田に住み、ここを終焉の地としている。昨年は、�垳�利一文学顕彰碑を建てた。今年はまた三好達治の文学碑が建立される。北沢川緑道に沿岸に住んだ文学者の碑を建立してきた。改めて見直すと鉄道が交差した下北沢一帯には、類まれなほど多くの文学者が住んでいた。私たちはこれを「下北沢文士町」と形容し、これまでにない文学の町として発信してきた。今回の詩碑を建てての発信も活動の一つである。北沢川緑道に文学碑を建て、ここを『北沢川文学の小路』にと訴えていた。十周年の節目に至って図らずも計画が実ることとなる。
２、三好達治文学顕彰碑除幕式
日時 ２０１４年１１月２９日（土） 午後３時より
場所 北沢川緑道 鎌倉橋たもと
文学碑除幕式を行う。この時に代沢小学童、花見堂小の学童が参加し、三好達治の詩の朗読を行い。子どもらの代表が除幕をしこれのお披露目をする。
なお、参加者には三好達治没後五十周年記念紀要第四号「代田小路の寓居文学論」を進呈するものとする。
（なお、会員の皆さんには当日の交通整理、受け付け、会場造りにご協力ください。当日ボランティアとして手伝って下さる方は２時半に安吾文学碑前に集合）
３、「北沢川文化遺産保存の会」紀要第三号刊行
保存の会の紀要は作っているうちに第三号までできてしまった。第一号は、「代田の丘の鉄塔文学論」、第二号は、「北沢の丘の石畳文学論」であった。地域密着形の論集である。一帯の土地の文化、土の臭いを最優先して載せている。恐らく誰もこういう観点では取り上げないだろうと思う。
第三号は、三好達治没後五十周年、三好達治文学顕彰碑の建立を記念してのものだ。このタイトルをどうしようかと考えていた。一番最初に考えたのは「代田小路微傾斜文学論」であった。北沢川右岸の緩斜面が彼の文学を生んだのだというのがミソである。
しかし、段々と後になって、このタイトルでは分かりにくいと思い始めた。我らの会はどこか虚を衝いた形での発信をする。少し面白い方がいいと考える。
落ち着いたのは「代田小路寓居文学論」である。ひっりとした寓居に住んで鳥や犬を戯れて詩作をなしていた。そんな印象である。
経験でいうと同人誌は二号か三号で潰れるものだ。紀要も、三号でお終いにしようと思っていた。来年文学碑を建てる予定はない。のんびりできるぞと思っていた。ところが先般、陸軍松本飛行場の設置に関わる新情報がもたらされた。ノンフィクション四作目を書いて売れればよいが、その見通しはない。が、歴史真実に関わることである。記録として残す必要があると思った。来年は戦後七十年となる。これまで長く戦争の取材も続けてきた。今のところの構想では紀要四号を戦後七十年特集とする積もりだ。
実績を認めていただいて、これを協賛するという会社が出てくれば嬉しいが。
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「北沢川文化遺産保存の会」十周年記念祝賀会 ２００４年１２月１７日に会は発足した。以来十年間、代田、北沢、代沢の文化を記録してきた。文学碑を建てたり、地図を発行したり、冊子を出したり、また、歩く会を実施したり、会報を出したりもしてきた。大きな節目を迎えるところから記念の会を行う。しかし、いわゆる記念式典ではない。いつもの納涼会、忘年会と同じ、皆が参加して楽しむものである。それでも祝賀会だ、楽しい、面白いことをやりたい。
・日にち ２０１４年１２月６日（土）５時半より
・場所 北沢タウンホール１２階 スカイサロン 富士や丹沢がよく見える会場
プログラム
�ヽ�会 北沢川文化遺産保存の会 十年の歩み きむらけん
（テレビにこれまでの場面場面の写真を映写 山本裕さん、別宮通孝さん）
��音曲発表 会歌「ダイダラボッチ音頭」の披露
��淺間温泉望郷の歌の初披露（録音盤） 明石隼汰さん採譜（特攻隊の歌）
�そ鳳磧＿馗弘Щ◆Υデ� 遠来の客からの祝辞
�ソ充�年の想い、自己紹介、近況報告（参加者）
�Ε▲肇薀�ション
☆手品ショー 作道明さん、藤井さん
☆ラテンバンドのショータイム ロス・コンパ二エロス（Los Companeros)４名編成
リーダー・司会・ボーカル 澤西信夫 レキント・ギター 橋本吉彦
ボーカル 伊藤 リードボーカル 張替
�О貎涌貮併塞覆両匆�
�┸�濃の歌 ダイダラボッチ音頭斉唱、祝宴終わり
〇お約束は一つだけ、闇鍋だ。いつも通り、一人一品持参する。名産品、お菓子、お酒、手作りの料理、なんでもよい。できれば面白おかしく紹介してほしい。
注記：十年に一回のお祝いということで今回はスカイサロンとした。いつもは会費３０００円だが、費用も掛かることから今回は３５００円の会費とした。信濃屋特製の「北沢川文学の小路開通記念弁当」を発注する。その関係で１１月２９日までに出席される場合には連絡をください。なおこの会は誰でも参加可能である。
５、都市物語を旅する会
私たちは、毎月、歩く会を実施しています。個々の土地を実際に歩き、その土地の文化を発見して楽しみながらぶらぶら歩いています。参加自由です。 基本原則は、第三土曜日午後としています。第二週には、会員の希望によって特番を設けることがあります。
・都市物語を歩く 第100回記念ウオーク
第１００回記念 １１月１５日（土）
駒沢線一号から、「代田の丘の６１号鉄塔」までを歩き。その後、邪宗門でお茶をする。
「駒沢線を歩く」 �△�よび��は、着時刻がずれることあり、米澤邦頼さんに電話を。
�‐綉薀船礇譽鵐検＼�足池駅前改札 １２時集合 鉄塔ＮＯ１から歩く
��中級チャレンジ 都立大学駅前改札 １時３０分集合 集合ＮＯ２５から歩く
��初級チャレンジ 世田谷線西太子堂 ３時集合 これは二キロほど、軽い。
�ぅ�フェでお茶 世田谷代田邪宗門 ４時頃
代田の丘６１号鉄塔まで歩き、終わった後、邪宗門でお茶を飲む。
・第１０１回 １２月２０日（土）午後一時 代田橋駅
代田のダイダラボッチを歩く
代田橋駅→代田橋跡→ダイダラボッチ宇田川湯源流域→ダイダラボッチ跡→代田図書館ダイダラボッチ見学→代田連絡線跡の探訪→代田の丘の６１号鉄塔→三好達治文学碑見学
・１０２回 １月１７日（土）午後一時 東横線学芸大学駅
新春新コースを歩く（古道、水路、旧跡など） ナビゲーター きむらけん
学芸大学駅→碑文谷公園（立会川源流）→野沢荏原最大八連水車跡→清水丸弁財天→学大附属→特攻観音→駒沢野球場跡地（ＵＲ都市機構）→鶴ヶ久保公園→鎌倉通？→怪しい路地→上馬子育地蔵尊→鎌倉山橋→富士講碑→太子堂四号踏切→太子堂八幡神社→邪宗門
◎申し込み方法、参加希望、費用について 参加費は各回とも５００円
参加申し込みについて（必ず三日前まで連絡してください。資料部数と関連します）
電話の場合、 米澤邦頼 ０９０−３５０１−７２７８
メールの場合 きむらけん aoisigunal@hotmail.com FAX3718-6498
■ 編集後記
▲継続は恐怖だ。何となく会報を書いていたらいつの間にか百号になってしまった。数の積み重ねで過ごしてきた時間が実感される。考えれば、長い長い十年だった。その間、荏原を旅してきた。皆、自転車や徒歩だった。思えばひたすら文化を掘ってきた。
▲文化の日に「下北沢文士町文化地図」を配布する。１１月３日（月）、午前十時から午後三時までこの配布活動を行う。残りは千枚ほどだ。三好達治文学顕彰碑建立への一般市民への広報と寄付を呼びかけるものである。場所は春と同じ、代沢小「坂口安吾文学碑前」。手伝って下さる方は十時前に集合。なお、雨天の場合は中止とする。今のところ予報は雨だが……
▲「三好達治文学顕彰碑」建立に当たっての寄付を呼びかけている。「こぶし基金」としているが現在のところ１８５００円が集まっている。寄付額は幾らでも構いません。協力して戴けるとありがたい。米澤邦頼、きむら、あるいは邪宗門でも受け付けている。
▲東京大学附属中等教育学校、卒業生の親の会「銀杏の会」が下北沢文士町の見学をしたいとのこと。１１月２２日（土）午後に来訪、池の上から世田谷代田まで案内する。
◎当会への連絡、お問い合わせは、編集、発行者のきむらけんへ aoisigunal@hotmail.com
会報のメール配信もしている。「北沢川文化遺産保存の会」は、年会費千二百円、入会金なし。会員へは会報を郵送している。事務局の世田谷「邪宗門」で入会を受け付けている。
