2022年03月15日
下北沢X物語(4446)―ロシアの侵略戦争と私たち―

(一)日々生々しい戦争の実写が映像で流される。ロシア軍の我が物顔の侵攻はすさまじい。ウクライナ側の住宅マンションをミサイルが攻撃し、病院をも砲弾で撃ち抜いている。血だらけの負傷者が運び出される、母親が子を殺されて泣き叫ぶ、神はいない、悪魔が跋扈している。ロシアのプーチンのやりたい放題になすすべもなく、戦争は進行している。プーチンはロシア帝政時代の栄光を取り戻そうとしているともいう。が、かの国の戦争の仕方は残虐だ、あらゆる武器を使ってウクライナを攻め立てる。明白なのは人権意識とかは皆無である。原始的、野蛮的な手法で市民を殺戮している。彼の蛮行を「世界が見ている」が、彼らには何の痛痒も感じていない。ロシアは論理も倫理も通じない野蛮国家だ。
政権は権力を保持するためになんでも行う、外国にいる反体制派を毒殺する。そういえばロシアは国家主導でドーピング不正を繰り返していた。検査場の壁がぱっかりと開いて尿を取り換えるという場面が思い起こされた。今朝の新聞でも反体制派の新聞記者はよく
殺されるとも書いてあった。目的のためなら手段を選ばない。
昨日は昨日で、ウクライナのメリトポリ市長が拉致されたが、「日曜日にロシア軍は元市議会議員のDanilchenko氏を新市長に指名した」という、彼女いけしゃあしゃあとテレビに出てきてウクライナは情報が少ないから皆不安に陥っている、これからロシアのテレビ放送を流すのでそれを見よと言っていた。
ロシアの体制が放送するテレビは、ウクライナ軍事侵攻とは言わせない、「特別軍事作戦」と呼んでいる。ロシアにとってこの作戦は聖戦なのだと、これに基づいて報道規制をしている。そのために独立系の放送局は会社をたたまざるを得なかった。もうロシアでは大本営発表のプロパガンダ放送しか視聴できない。
(二)
以前、人権派弁護士の山根二郎氏に取材したことがあった。
「日本には縄文時代以来の考え方が支配している。人権意識が育ってきていないんだ。人を殺してもなんとも思わなかったんだ」
日本の侵略戦争のこと念頭に彼は言っていた。
大陸に侵攻した日本軍は、今のロシアと同じやり口で大勢を殺した。ところがこのことについて我々は忘れようとしている。つい最近、仲間の及川さんが辺見庸が書いたエッセイを送ってくれた。「生活と自治」2022年3月1日発行 「これからどうなるのか?」
戦争といえば、太平洋戦争開戦80年を特集した報道企画が昨年から相次いだが、戦後日本の精神的倫理的基準が音もなくズレているのを感じ戦慄した。おそらく若い記者やディレクターたちにより作られたのであろう。日本をまるで“被害”側のように構成した番組もあった。
加害者意識がまるで欠落してきている。いい例が徴用工の問題だ、歴史を忘れまいとこれを刻んだ碑が、各地公園に設置されている。ところがこれが撤去されようとしている。根拠は「徴用工」などなかったというのだ。
戦中に軍部は戦略を航空優先として各地に慌てて飛行場を作った。ここには大勢の徴用工が動員された。地域誌の多くはこれを記録している。
あったことをなかったことにする恐ろしさ。歴史事実を歪曲するとまたもとに戻っていく。この頃、この日本、何やら怪しくなってきた。神風の吹くという日本に逆戻りしそうだ。
「技術力では日本はアメリカに劣るかもしれない、が、精神力では絶対に負けないと思っていましたよ」
我らの会で「戦争経験を語る会聞く会」を開いた。そのときに学徒出陣で出征した人たちに語ってもらったが、こんなことを語っていた。
(三)
ウクライナ侵攻は予断を許さない。が、世界の目はウクライナ市民に注がれている。今、露軍は今にもキエフに大規模攻撃をかけるのではないかと言われている。が、市民に大多数の犠牲が出れば、ロシアは世界市民、宇宙市民から見放されるだろう。
「全世界はロシアを見ている」
衆人監視のもとに蛮行に及べば、ロシアは築き上げてきた権威を失うだろう。
以前、人権派弁護士の山根二郎氏に取材したことがあった。
「日本には縄文時代以来の考え方が支配している。人権意識が育ってきていないんだ。人を殺してもなんとも思わなかったんだ」
日本の侵略戦争のこと念頭に彼は言っていた。
大陸に侵攻した日本軍は、今のロシアと同じやり口で大勢を殺した。ところがこのことについて我々は忘れようとしている。つい最近、仲間の及川さんが辺見庸が書いたエッセイを送ってくれた。「生活と自治」2022年3月1日発行 「これからどうなるのか?」
戦争といえば、太平洋戦争開戦80年を特集した報道企画が昨年から相次いだが、戦後日本の精神的倫理的基準が音もなくズレているのを感じ戦慄した。おそらく若い記者やディレクターたちにより作られたのであろう。日本をまるで“被害”側のように構成した番組もあった。
加害者意識がまるで欠落してきている。いい例が徴用工の問題だ、歴史を忘れまいとこれを刻んだ碑が、各地公園に設置されている。ところがこれが撤去されようとしている。根拠は「徴用工」などなかったというのだ。
戦中に軍部は戦略を航空優先として各地に慌てて飛行場を作った。ここには大勢の徴用工が動員された。地域誌の多くはこれを記録している。
あったことをなかったことにする恐ろしさ。歴史事実を歪曲するとまたもとに戻っていく。この頃、この日本、何やら怪しくなってきた。神風の吹くという日本に逆戻りしそうだ。
「技術力では日本はアメリカに劣るかもしれない、が、精神力では絶対に負けないと思っていましたよ」
我らの会で「戦争経験を語る会聞く会」を開いた。そのときに学徒出陣で出征した人たちに語ってもらったが、こんなことを語っていた。
(三)
ウクライナ侵攻は予断を許さない。が、世界の目はウクライナ市民に注がれている。今、露軍は今にもキエフに大規模攻撃をかけるのではないかと言われている。が、市民に大多数の犠牲が出れば、ロシアは世界市民、宇宙市民から見放されるだろう。
「全世界はロシアを見ている」
衆人監視のもとに蛮行に及べば、ロシアは築き上げてきた権威を失うだろう。



















