2025年08月23日

下北沢X物語(5241)―終戦記念日松本講演:最終章―

終戦記念日松本市記念講演3
(一)浅間温泉に疎開に世田谷から疎開に来た学校は七校あった。このうち特攻隊と出会った学童は六校であった。これほど大がかりに疎開学童と特攻隊員とが接した例は全国でも類例がない話だ。学童と特攻隊員とが出会ったのが終戦末期である。地域的特性も大きい。往事開港したっばかりの末端飛行場であった。それだけに軍の綱紀は緩かった。松本独特の習慣も生まれた。出撃に当たってはお世話になった旅館に必ず挨拶に行くというのも他ではなかった。松本ルールだとも言える。/今般の講演についてだが、市としては参加できない人もいた。なるべく市民に知ってもらいたいということで動画公開をするとのことだ。

 松本浅間温泉に飛来してきた特攻隊が多くの学童に接している。死にゆくものとこれからを生きる学童たちとの出会いだった。学童たちの笑顔に隊員は多く励まされた。

「私は、講演の前日の14日、浅間温泉を訪れ方々を歩きました。残念ながら往事を知る人には会えませんでした。ただこれまでの経験でまだ見ていない資料はあるはずだとの確信がありました。それで浅�硫浩瑤涼聾桔楸真渊餞曚鯔�れました。司書に伝えると関連本を三冊出してくれました。やはり予想どおり戦争体験記をまとめた『遠い太鼓』のシリーズ本であった。
 そのうちの第3集である。これは「学童疎開と少年少女(こどもたち)の思い出特集」である。丹念見て行くとあった。非常に興味深い記述があった。地元国民学校の学童と特攻隊員との接触だ。

 執筆者の父親は浅�硫浩瑤領拘曚濃纏�をしていたようだ。その旅館には航空兵がいてたいくつしているらしく学童らに遊びに来てくれと言った。それで行くと「コンペート」をくれたという。その彼らと接しているうちに彼らは胸にさしている「襟章」は要らないかと言ってきた。喜んでいたら仲間が皆外して小箱につめてくれたという。
「おにいちゃん、これないとおこられるよ!」
「もうおにいちゃんたち、これいらないんだ」そう答えたと。
家に帰ってから母に報告すると、母は何も答えずに目を潤ませたと。

(二)
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 航空兵のあんちゃんたちと接触しているうちに、
「明日の三時間目に『にいちゃんたちが学校の上で宙返りを見せてやるから、先生に言っておけ」と。これを聞いた先生は驚いた。
「それは大変だ、皆いいか、あんちゃんたちが来たら運動場に人文字を書くんだ!」
「先生、それは何と書くんですか」
「バンザイだ」
 そう言われて学童たちは、何度も何度も『バンザイ』を書く練習をした。

 その時、飛行機が勢いよく飛んで来て、宙返りを何度も繰り返し、昨晩のお兄ちゃんの顔も見えた。私達は人文字で「バンザイ」又、終結しては「バンザイ」を繰り返した。兄ちゃんの飛行士の最後の旋回時、白いハンカチを落として飛び去った。

(三)
 終戦記念日松本市記念講演5
 私は、講演ではこの話はかいつまんで話をした。
「武揚隊の吉原香軍曹がやはり浅�硫浩�富貴之湯上空で『宙返り』飛行をしてみせた。これを記録した人はとくに何も書いていないが、この事例をみて青年飛行兵たちは、浅�里鉾瑤鵑任�て学童たちに腕前を見せていたんだなあと思いました。感慨深いものがありました。」
 浅�里任呂燭棲愼犬塙匐�兵たちが会ったというだけではなく。己の存在を知らしめて生きていた証にしていたのではないかと。そういう意味で考えると浅�里砲�ける学童と航空隊の兵隊との出会いというのは意味深いものに感じられる。

 講演の子細は覚えていないが、いずれ動画で公開されるとのこと。ぜひごらんください。

 今日は、昼間、目之湯旅館の中野さんから電話があった。
「夏休み研究で浅�硫浩瑤砲笋辰討�た特攻隊をテーマに選び、とても詳調べている男の子がいますよ」
「それはとても興味あります。展示物を写真に撮ってぜひ私に送ってください」




rail777 at 16:33│Comments(0)││学術&芸術 | 地域文化

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